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ウィズコロナ、アフターコロナの大学改革 デジタル技術活用の取り組みを文科省が募集

2020/07/01

 文部科学省は大学、短期大学など高等教育の授業でデジタル技術をうまく活用し、特色ある教育を実現させるアイデアを近く公募する。圧倒的に高い授業の成果を引き出すなど、授業の価値を最大化する取り組みを全国に広げるのが目的で、イベントで提案されたアイデアに賛同した人と提案者をマッチングし、実践につなげる。

 文科省によると、文科省内にプロジェクトチームを発足させてアイデアを発表する提案者を近く公募する。秋ごろまでに選定し、本年度中にプレイベントを開催する予定。2021年度以降は年4回程度、イベントを実施して提案者と賛同者のマッチングを進める。

 マッチングされたアイデアは数カ月から数年かけて実践され、結果を報告して成果を共有する。成果が大きければ、これを横展開して全国に広げることも検討する。文科省は横展開に合わせ、大学などへの環境整備を進める。

 急激に変化する経済、社会に合わせ、学生本位の高等教育への転換が必要といわれ、デジタル技術の活用が学びを深化させると叫ばれてきた。さらに今回のコロナ禍では、デジタル技術の上手な活用が急務であることがあらためて浮き彫りになった。

 文科省はデジタル技術をうまく活用した取り組みの普及を目指して大学教員、スタートアップ企業などから広くアイデアを募り、成果を見ながら普及を後押しすることにした。

参考:【文部科学省】「大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブ(Scheem-D)~ With コロナ/ After コロナ時代の大学教育の創造~」の実施について

大学ジャーナルオンライン:https://univ-journal.jp/33278/

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