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休校期間中に進路研究を 大学の学びを教員自ら紹介する「夢ナビ」公開中

2020/04/24

 新型コロナ感染症による学校休業期間が長引くなか、経済産業省の「未来の教室」プロジェクトでは『#学びを止めない未来の教室』として様々なエドテック事業者の取組みを特集している。そのひとつが、株式会社フロムページの運営する「夢ナビ」だ。高校生が漠然とした抽象的な関心事から「潜在的な夢や目標」に発展する具体的な学問分野を見つけ出すためのサポートを行う。

 「夢ナビ」では「夢ナビWeb講義」と題したミニ講義が約5500本が公開されている。全国4400名を超える様々な専門分野の大学教員が自らの研究内容を800字でわかりやすく紹介した人気コンテンツだ。また「夢ナビTALK」は、大学教員が自らの学問研究の魅力を3分間の動画を通して直接語り掛けるもので、現在約900本が公開されている。

 「夢ナビWeb講義」「夢ナビTALK」で公開している大学教員の専門分野は、人文科学系、社会科学系、自然科学系、医療系、芸術系と大学で行われているすべての学問分野を網羅。サイトでは、「関心ワード」「学問分野」「教授名」「大学名」「学部学科名」などから検索することができるため、気になる学問研究の最新情報を手軽に知ることができる。また、講義や動画には「SDGs(持続可能な開発目標)」のロゴが付与され、「SDGs」で求められる国際的・国内的な17の社会課題と関連する学問研究であるのかも示している。興味を持った先生が所属する大学の資料請求や自分の興味のある分野の講義がない場合、リクエストすることも可能だ。

 進路についてじっくり研究するだけでなく、休校期間中の探究学習のひとつとして、また、教科学習に対する理解と興味を深めるためのきっかけとして、自宅学習にも大いに役立ちそうだ。

参考:未来の教室 ~learning innovation~HP(https://www.learning-innovation.go.jp/covid_19/frompage/)

大学ジャーナルオンライン:(https://univ-journal.jp/31832/)

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