NETWORK NEWS

関西学院大:キャンパス内に「祈りの部屋」を設置、おもにイスラム圏からの留学生が対象

2018/09/22

 関西学院大は、株式会社丹青社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋貴志)の協力を得て、西宮上ケ原キャンパスに「祈りの部屋/Prayer Room」を設置し、9月21日から使用を開始した。同大のホームページによれば、イスラム圏からの留学生を主な利用者と想定しているが、特定の宗教に限定せずに活用されることを目的としている。祈りの部屋は、第4別館の3階ロビーに、男性用と女性用が並んで設置され、それぞれ幅1.65メートル、奥行き2.6メートル。引き戸を開けると、板間の奥に1.65メートル四方の畳敷きのスペースがある。

 同大は、ダイバーシティ(多様性)を力とする「垣根なき共同体」を目指し、2010年9月、「インクルーシブ・コミュニティ宣言」(2014年3月改訂)を発表。国籍、人種、民族、出生地、宗教、セクシュアリティといった違いを尊び、それぞれの能力が発揮できる環境づくりに向けて努力することを表明している。今回の措置は、その一環でもある。
参考:https://www.kwansei.ac.jp/news_top.html

一覧に戻る