2018/02/11
早稲田大、山形大、東京理科大、滋賀医科大は起業家教育における大学間協定を結んだ。これを報じたニュースイッチ(2/11)によれば、首都圏と地方、強みの学問分野などの違いを生かし、各大学の起業家教育プログラムで相乗効果を狙う。2018年度から単位互換、学生交流、イノベーション関連施設の相互利用を始める。さらにイノベーション教育の教員養成や、研究プログラムでの連携も検討していく。これは文科省の支援事業「次世代アントレプレナー育成事業」(EDGE‐NEXT)の採択を受け、30超の機関で動きだしたコンソーシアムが土台となる。
主幹校の早大は前身事業「EDGEプログラム」を元に、全学イノベーション教育を始めている。8単位相当のコースを年約1000人が受講中だ。山形大は東北で理工系の起業に実績があり地域連携に積極的だ。東京理科大は米マサチューセッツ工科大の教育手法を導入し、アジアでのネットワーク拡大も進めている。滋賀医大は近畿にあり医療系のニーズ・シーズを持つ。企業に事業提案をするインターンシップ(就業体験)も実施している。これら特徴ある各教育手法を4大学間で共有化。グローバルと地域貢献を視野に入れた起業家マインドの育成と、起業・新事業創出の人材育成の2つを全体で進める計画だ。