2017/10/25
文科省は毎年秋ごろ、国公立大の入学者選抜について各大学が7月末までに公表した入学者選抜要項などに基づき、その概要を取りまとめて公表している。これを報じたリセマム(10/25)によれば、アドミッションオフィス入試(AO入試)を実施するのは、国公立全体の50.3%にあたる85大学240学部。内訳は国立56大学192学部、公立29大学48学部。国立大は全体の68.3%、公立大は全体の33.3%にあたり、いずれも前年度(2017年度)の国立大64.6%、公立大30.2%より上昇している。AO入試を実施する学部数は増加傾向にある。2004年度からの実施状況を見ると、国公立大全体では2004年度18.6%の実施率だったのが、2018年度には50.3%に達した。特に、学部数の伸びを見ると、公立大は2004年度に6.8%だったところ、2018年度には24.9%まで上昇した。
2018年度入学者選抜から新たにAO入試を実施する大学・学部は、北海道大(総合入試/文系、総合入試/理系)、千葉大(法政経、工、園芸)、豊橋技術科学大(工)、広島大(情報科、法)、香川大(創造工)、九州大(共創)、首都大東京(人文社会、経済経営、理)、横浜市立大(データサイエンス)、都留文科大(教養)など。