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久留米工業大:電動車いす向け自動運転システム開発、音声で指示

2017/08/27

 久留米工業大の研究グループは、声で行き先を指示すればルートを設定して走行できる電動車いす自動運転システムを開発した。これを報じた日刊工業新聞(8/24)によれば、利用者が話す内容を認識し、全地球測位システム(GPS)などを用いて目的地に向けて動く。障害物は画像解析で回避できる。商店街や博物館など人が往来する場で実証し、3~5年後の実用化を目指す。開発したシステムは地図情報を使って走行ルートを決める。

 具体的な目的地だけでなく、「~がしたい」といった要望にも対応して目的地を設定できる。走行中の位置確認は屋外ではGPSを使用。電波の届きにくい場所や屋内では車いすに付けたビーコン(位置情報発信器)で把握する。障害物や飛び出しなどの危険の感知はカメラの画像を解析して衝突を避ける。開発ではコンピュータサイエンス研究所(北九州市八幡東区)が目的地を設定する対話システムで協力。

 

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