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文科省有識者会議:大学工学系改革、学部・修士6年一貫制導入提言

2017/05/24

 大学の工学系教育の改革に向けて議論している文科省の有識者会議は5月24日、学部と大学院修士課程の6年一貫制の導入などを提言する中間報告を大筋でまとめた。これを報じた時事通信(5/24)によれば、柔軟な年次区分を通じ、幅広く学ぶ機会を設ける狙いで、実現のため「工学・情報大学院」(仮称)の創設も求めている。

 中間報告では、人工知能(AI)やビッグデータなど情報関連技術が急速に進展し、産業構造が変革する中、日本の工学系学部は明治時代以来の学科・専攻に基づき1分野を深く学ぶ体制が続き、社会の要請に応えていないと指摘した。学生が専門分野に加え、情報関連など幅広い知識も学べるよう、柔軟な年次区分が可能になる6年一貫制を提案。現在は学科・専攻単位となっている学生の収容定員や必要な専任教員数などについても柔軟化できる制度改正が必要としている。

 

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