2017/04/30
3月から本格化した就職戦線も、2か月が経過した。就活生に有利な売り手市場が今年も続いており、企業側の学生争奪戦は熾烈さを極めている。そんな中で注目されるのが、学生がどんな企業に注目しているかだろう。東洋経済オンライン(4/30)によれば、同誌では就活中の学生を対象にした、「就職ブランドランキング調査」の結果を定期的に発表している。2018年春に大学や大学院を卒業する予定の学生を対象にした調査結果では、4月17日に「最新版!『就職人気ランキング』トップ300社」と題して、総合順位300位までの企業を発表した。その総合結果を基にして、今回は対象を男子学生に絞った、「就職人気ランキング・男子学生版」の一部を紹介していきたい。
それによれば1位になったのは大和証券グループ、2位は三菱東京UFJ銀行、3位みずほフィナンシャルグループと、メガバンク2社が続く。さらに、4位野村證券、5位日本生命保険の順だった。上位は金融が独占する結果となった。男子学生の金融人気はまだなお根強い状況となっている。8位の全日本空輸(ANA)は総合では1位になっている。昨年も男子6位とトップ10には入っているが、今年は“女子人気”も例年以上に高かったことが総合順位を上げた要因になったようだ。昨年から順位を上げた企業としては、9位の東海旅客鉄道(JR東海、昨年42位)、10位りそなグループ(昨年131位)、12位トヨタ自動車(昨年50位)などが目立つ。