2017/04/28
横浜市立大は4月27日、蓄積された膨大な情報「ビッグデータ」を駆使できる人材を育てる「データサイエンス学部」(定員60人)を2018年4月、新設すると発表した。これを報じた神奈川新聞(4/28)によればデータサイエンスを専門とする学部は、今春開設した滋賀大に次いで全国2例目で、首都圏初。さまざまな情報を分析・活用して未来を開く学生の育成を目指す。
ビッグデータは、コンピューターやインターネットなどに記録、生成された膨大な情報のこと。横断的に分析すれば、社会で起きつつある変化を把握したり、将来の需要予測の精度を上げたりすることが期待できる。新学部では、経済や医療などの分野で交わされるビッグデータを活用し、有機的につないで新しい価値を創造できる力を養成する。いわゆる「文理融合型」の教育で、医学や経済、社会学と多様な学部を抱える総合大学としての強みを生かし「幅広い分野での応用を模索することができる」としている。