2017/03/30
世界大学ランキングで知られる英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」は3月30日、日本版ランキングを初めて発表した。これを報じた読売新聞(3/30)によれば、日本の大学の教育力を評価し、順位付けしたもので、総合1位は東京大だった。上位10校のうち、9校を国立大が占めた。
日本版ランキングの調査は、435大学が参加し、同誌とベネッセグループが共同でまとめた。評価項目は、学生1人あたりの予算と教員数、合格者の学力、企業の人事担当者や高校教員の評判など11項目。研究力を重視した世界ランキングとは評価項目が異なる。私立大のトップは、早稲田大(10位、東京都)。公立の最上位は国際教養大(20位、秋田市)だった。分野別ランクでは、外国人学生らの比率を比べた「国際性」で、立命館アジア太平洋大(大分県別府市)が1位。研究費や論文引用数などを評価した「教育リソース」で、東京医科歯科大(東京都)がトップだった。