2016/12/17
静岡県は12月16日、県内病院での勤務を条件に県外の医学生に奨学金を出す医学部地域枠について、順天堂大(東京都)、川崎医科大(岡山県)と協定を結んだ、と静岡新聞(12/17)が報じた。同紙によれば、川勝平太知事と両大学関係者が県庁で調印式に臨んだ。静岡県の地域枠は6大学計26人分になった。
入学募集時から将来的に静岡県内での勤務を希望する受験生を募る推薦入試。入学定員の増員となるため国の認可が必要になるが、2017年度からで認可された。これまでも5人分の地域枠があった川崎医科大は10人分に拡充され、順天堂大は新たに地域枠5人分を設けた。川勝知事は「医師不足が深刻な中、地域枠の設置は大変励みになる」と2大学に謝意を伝えた。地域枠で在学6年間に貸与される最大1440万円の奨学金は、県内病院に一定期間勤務すると返還を免除される。