2016/07/22
2度のロケット事故に見舞われた千葉工業大惑星探査研究センターの流星観測カメラシステム「メテオ」が今月、観測を開始した、と朝日新聞デジタル(7/22)が報じた。同情報によれば、天候に左右されない宇宙で流星を長期観測するのは、世界初の試みという。プロジェクトのリーダーを務める荒井朋子上席研究員は7月21日、習志野市の同大学で記者会見し、「思いの外色々あって、ようやく観測できたことにほっとしている。これから重要な発見につなげていきたい」と語った。
メテオは、高感度のカメラを国際宇宙ステーション(ISS)に設置し、約2年間にわたって流星を観測する計画。2度の打ち上げ失敗を経て、3月にようやく打ち上げに成功した。当初は4月にカメラを設置する予定だったが、米航空宇宙局(NASA)の作業ミスがあって遅れ、観測開始は今月7日にずれ込んだ。