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大規模私立大:国の抑制策控え定員増の動き、京都の2校も

2016/06/26

 文科省による大規模大学の定員超過抑制策の本格導入を前に、大規模校(収容定員8千人以上)を中心にした私立大で定員を増やす動きが進んでいる、と京都新聞(6/26)が報じた。同紙によれば、2017年度の入学者については、全国で44私立大から前年の約2倍に当たる計7354人分(新設学部は除く)の申請が3月にあった。京都と滋賀では立命館大が472人、龍谷大が154人をそれぞれ増やすが、見送る私大もあり、経営効率化と教育の質向上のはざまで難しい選択を迫られている。

 全国の大規模大では、近畿大が最多の920人、東洋大が569人、立教大が454人、東京理科大が325人の定員増をそれぞれ申請した。3月申請分は6月内に認められる見通し。6月にも申請受け付けがあり、さらに増える可能性もある。立命大は、全14学部のうち10学部で各1087人を増やし、定員を現状の106.5%にする。11年以降の定員充足率は105111%で推移し、「志願者が増えており、総じて歩留まりもいい。定員増はそうした社会的要請に基づくものだ」(教学部)と説明する。

 

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