2016/06/24
新潟薬科大(新潟市)を運営する学校法人新潟科学技術学園の理事会が6月22日にあり、理事会が同大長野薬学部(仮称・上田キャンパス)の設置基本計画を決定した、と朝日新聞(6/24)が報じた。同紙によれば、上田市の母袋創一市長は23日の定例会見で、「内容的にはいい話と受け止めている。一方、(市の)財政支援となると慎重に、という視点も混ざってくる」と述べた。市や関係者によると、長野薬学部は定員100人。6年制で、総定員は600人。上田駅前の旧イトーヨーカドー跡地に5階建ての本館棟などを建設。2018年4月の開学を目指す。
最大の課題は、新学部の建設に向けた資金繰りだ。建設費は約70億円~80億円とみられ、大学側は「県と市による財政支援が必要」との立場だ。設置を巡り、母袋市長は「(大学側が求める)財政支援(の額)が(検討の)メインになる。慎重を期しながら、県などと十分な協議をしていきたい」と述べた。