2016/01/02
愛媛大に4月、医学部以来43年ぶりの新学部「社会共創学部」が誕生する、と愛媛新聞(1/2)が報じた。同紙によれば、定員180人で文理融合型の4学科10コースを設け、地域のリーダーとなる人材の育成を目指す。スタート前に、地域とともに学ぶ新学部の姿を探ったという。
紙産業が盛んな愛媛県四国中央市にある、愛媛大が県や地元産業界と連携する研究拠点。大学を離れ、市内に寝泊まりして学ぶ同大大学院農学研究科の紙産業特別コースの学生が説明に聞き入る。学部卒学生と県内外の紙関連企業の社会人が対象だが、社会共創学部の新設後は産業イノベーション学科(定員25人)の紙産業コースの学生も加わる。指導する深堀秀史助教は「地元から注目を受ける中で、質問の仕方や接し方などコミュニケーション能力も高まる」と力を込める。