2021/12/08
京都大学「iPS細胞研究所」の山中伸弥教授が、研究所の所長を退任することになった。山中伸弥教授は、2010年に京都大学「iPS細胞研究所」が設立された時に所長に就任した。
山中教授が製作したiPS細胞は、再生医療などへの貢献が期待され、2012年にはノーベル医学・生理学賞を受賞した。 山中教授は、12年に渡って所長を務めたが「研究に注力したい」と大学に意向を示し、来年3月で退任することになった。
後任は、パーキンソン病などの治療法を研究している、高橋淳教授が就任する。 山中教授は、「基礎研究者としてiPS細胞や医学・生物学の発展に貢献できるよう全力を尽くします」とコメントしていて、退任後は主任研究者として研究を続ける。