2019/11/20
北里大学メディカルセンターは、日本盲導犬協会の協力のもと、犬を用いた「動物介在療法」(Animal Assisted Therapy:AAT)を実施しているが、継続的にこの活動に取り組み、日本における動物介在療法モデル確立を目指すため、クラウドファンディング(インターネットを活用した寄付募集)による支援金の募集を11月1日から開始した。動物介在療法は、伴侶動物(犬、馬など)の力を借りて人の精神的あるいは肉体的な健康状態を向上させるために行われる補完医療の一種。北里大学の附属病院の一つである同メディカルセンターでは、研究活動の一環として2014年2月から犬を用いた動物介在療法を実施。専門職から成るチームが協働して動物介在療法に取り組み、すでに延べ1,000人以上の患者に実施した実績をもつ。
ただ、現在活躍中の二代目“北里メディカルドッグ(Kitasato Medical Dog: KMD)”が9歳と高齢にさしかかっているため、今後は三代目を受け入れ、2頭体制で運営を行っていく必要に迫られており、その際に生じる犬の飼育費などの費用確保という課題に直面。さらに、病院内での衛生面や犬の福祉に配慮しながら提供する動物介在療法は、多くの職種・専門家がかかわるため、その活動予算の確保にも困難を抱えているという。そうした経緯から、同メディカルセンターでは、今回のクラウドファンディングによる支援金の募集を開始した。クラウドファンディングの内容は、【プロジェクト名】急性期医療を支える。北里メディカルドッグ3代目受け入れ継続へ【支援募集期間】2019年11月1日(金) ~12月20日(金)23:00【目標金額】3,000,000円【クラウドファンディングに関する問い合わせ】学校法人北里研究所総務部企画課 〒108-8641東京都港区白金5-9-1 TEL:03-5791-6474 E-mail:kifu@kitasato-u.ac.jp
(北里大学HP:https://www.kitasato.ac.jp/jp/news/20191101-02.html)