2019/10/30
文科省は10月30日、就職問題懇談会と協力して実施した「2019年度 就職・採用活動に関する調査結果」(速報値)を公表した。
調査結果のデータは文科省のホームページに掲載されている。この調査では、「ルールが必要で現在の開始時期がよい」と答えた大学4年生らが45.2%で最も多かった。大学などの45.9%も賛成した。ちなみに、「就職問題懇談会」とは、大学等卒業予定者の就職活動の在り方について検討・協議を行う国公私立の大学、短期大学、及び高等専門学校関係団体から構成される組織。
これらの調査結果を踏まえ、政府の就職・採用活動日程のルールを協議する関係省庁連絡会議が10月30日、2022年春に入社する現在の大学2年生の選考面接の解禁時期を現行ルール通り、大学4年の6月以降とする方針を決めた。来年3月に経済団体などに順守するよう要請する。また、会議では、23年春に入社する現在の大学1年生についても「現時点で、現行の日程を変更する必要が生ずる可能性は高くない」との認識で一致した。
(参考:文科省 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/10/1422283.htm/内閣官房 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou/dai3/gijisidai.html)