2019/10/30
東京国際大学では、学生たちが神奈川県川崎市の「多摩川の雑草」が資源になることに着目し、雑草によるペレット(固形燃料)の製造を試みた。そして、多摩川の下流域のキングスカイフロントで活用できるボイラー等の燃料に利用するプランを提案。国土交通省や川崎市、財団法人河川財団などの協力を得て、プランは実現に向けて動き出し、いよいよ多摩川河川敷で刈草ペレットの製造が始まった。
同大学の9月25日付ホームページによると、さる6月26日には製造した刈草ペレットを使って、流域の小学生との交流会を開催。川崎市立古市場小学校5年生の授業に同大学の学生11人が登壇。まず、京浜河川事務所が多摩川河川敷の堤防の役割、堤防維持のための草刈りの重要性、刈り取った雑草処理にかかる費用、燃料としての刈草ペレットの可能性などについて説明。その後、学生たちが中心となり、児童を相手に刈草ペレットの「重さあてクイズ」や多摩川にまつわるクイズを実施した。今後、同校の小学生たちには実際に多摩川河川敷の雑草を刈り取り、刈草ペレットを製造する現場も体験してもらう予定だ。
(東京国際大学HP:https://www.tiu.ac.jp/news/detail/news_20190925_coc.html)