2019/09/26
岡山理科大学の9月13日付ホームページによると、2020年春に卒業予定の同大学の学生への求人社数が2019年8月末時点で10011社と、初めて1万社を突破した。例年、この時期からさらに1000社以上の申し込みがあるので、年度末には1万数千社に達するとみている。同大学の就職希望者は毎年平均、約1000人で推移していることから、超売り手市場になっているようだ。同大学キャリア支援センターは、「理工系学生に対する人気の高さは想像以上です」と話している。同大学では毎年、求人社数の記録を更新しており、昨年(2018年度)は9245社となっていた。
キャリア支援センターによると、業種はメーカーが36.3%でトップ、次いでIT・情報処理が14.4%、サービス13.5%、医療・福祉施設9.3%と続いている。企業の所在地別では東京都3308社、大阪府912社、神奈川県547社、愛知県510社、広島県440社、四国389社、岡山県380社の順で、海外からの求人5社を含めて全都道府県から募集があった。
同大学では、1年次から「キャリアガイダンス」を開講し、しっかりと自己分析を行い、将来の希望をはっきりとさせ、業界研究や会社の選び方、履歴書の書き方、面接対策などを身に付けさせるサポートを実施している。