2019/09/10
東海大学の8 月27 日付ホームページによると、同大学は4 月から7 月の毎週水曜日に、湘南キャンパスにおいて、同キャンパスに近い神奈川県秦野市立大根中学校の生徒を対象とした「東海大学ESD 塾」を開講した。
ESD(持続可能な開発のための教育)は、社会の課題を自らの問題として捉え、目指す未来を描いて行動を起こすことで、「持続可能な社会」を創造していく力を育てる取り組みを意味する。東海大学ESD 塾は、同大学の現代教養センター・二ノ宮リムさち准教授と高梨宏子講師、課程資格教育センター・古里貴士講師が大根中と連携して2018 年1月から運営。社会教育主事や教員の免許取得を目指す学生たちがボランティアで生徒の勉強や宿題をサポートしてきた。
7 月3 日、10 日、17 日の3 回の塾では問題解決のための構想力やプランニング力を育む授業を履修している学生たちが考案した「対話のちからを育むプログラム」を実施。プログラムは、学生たちが「自分を理解する力」「聞く力」「伝える力」「考える力」の4 班にわかれてグループワークの内容を考えてきたもので、当日は司会進行も務めた。
大根中の松本和信校長は、「普段は大人しい生徒もここに来ると積極的に発言しています。そういう場を与えてもらえて本当にありがたく、これからも続けてほしい」と感想を述べていた。
(東海大学HP:https://www.u-tokai.ac.jp/about/campus/shonan/news/detail/esd_1.html)