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【関西大学】キャンパス内に「災害マンガ・絵本コーナー」を設置

2019/09/05

 関西大学の高槻ミューズキャンパス(大阪府高槻市)では、学生ならびに地域への防災啓発の取り組みとして、20197月に「災害マンガ・絵本コーナー」を、構内の地域開放エリア「安全ミュージアム」内に設置した。

 未来の安全・安心には過去の災害から学び、伝承することが大切。ところが、災害に関する文献は少し堅いイメージがつきまとう。そこで登場したのが今回の「災害マンガ・絵本コーナー」。最近の研究(同大学社会安全学部・近藤誠司准教授)でも、災害マンガは災害の実像や被災することのリアリティを伝承するポテンシャルを有することが発表されている。コーナーの配架書籍は、『3.11あの日を忘れない』シリーズ(秋田書店刊)、『ひさいめし~熊本より~』(マッグガーデン刊)など、現時点では20冊程度と小規模ではあるが、今後、順次追加していく予定という。
 高槻ミューズキャンパスの「安全ミュージアム」には、「防災・減災・危機管理」などの学部の学問領域を題材にした資料とともに、災害時の食料や防災グッズ、駅ホーム・踏切にある非常ボタン装置や電車用信号、実際の事故車両などが展示されている。

(関西大学HPhttp://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2019/No36.pdf)

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