2019/05/08
神田外語大学は、新元号「令和」が『万葉集』の一部から引用されたことを受け、神田外語グループが制作した万葉集の英訳版を一般公開することになった。
万葉集は、7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた日本に現存する最古の和歌集。同グループが制作した英訳版は、『全文英訳万葉集≪THE MAN'YO - SHU≫』というタイトルで、いまから30年近く前の1991年4月6日に発行。4516首、20巻からなる万葉集の内容をすべて英訳。とくに、東洋詩特有の5-7調のリズムが再現されており、このリズムで英訳されたものは世界で初めてという。新元号「令和」の発表により、万葉集の価値が高まりつつあり、同グループは日本の新元号の起源が外国人にも伝わる同著書を、今後も世界の人々に向けて発信していくとしている。
『全文英訳万葉集≪THE MAN'YO - SHU≫』一般公開(神田外語大学附属図書館主催)は、日時:2019年5月8日(水)~19(日)9:00~17:00 ※5月12日(日)を除く、場所:神田外語大学3号館 入口展示スペース、閲覧料:無料(手に取って閲覧することも可能。購入希望者向けに販売も行う)。