2018/02/28
東京理科大は2月22日、葛飾キャンパスにおける学部学科の再編について発表した。これを報じたリセマム(2/28)によれば、骨子は薬学部を野田キャンパスから葛飾キャンパスに移転し、葛飾キャンパスを新産業創造拠点として発展させるため、基礎工学部を改組して新学科を開設するというもの。同大は、大学の価値向上を目的とした再編を検討してきた。葛飾キャンパスの再編計画では、2025年4月に薬学部(薬学科と生命創薬科学科)および大学院薬学研究科を野田キャンパスから葛飾キャンパスに移転する。学外機関との連携を強化し、高度な教育と先進的な研究を実施するのが目的。
また、葛飾キャンパスを新技術・新産業創造の拠点としてさらに発展させるため、基礎工学部の学部名を変更し、理学部第一部応用物理学科を物理工学科(仮称・440名)に改組転換し統合する。2023年4月には、機能デザイン工学科(仮称・440名)を新設し、5学科体制とする。改組後の基礎工学部は、1年次の長万部キャンパスでの全寮制教育を解消し、葛飾キャンパスで4年間の一貫教育を行う。長万部キャンパスは、国際化のための教育の場として活用するべく検討を進めるとしている。再編計画の実施に伴い、野田キャンパスの学部学生収容定員の一部(薬学部1000名と理工学部320名)が葛飾キャンパスに移る。詳細は、東京理科大のWebサイトに掲載している。