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　ANAHD（ANAホールディングス）とJAL（日本航空）は11月28日、私立大などのパイロット養成課程の学生、訓練生を対象とした無利子貸与型奨学金「未来のパイロット」へ資金協力すると発表した。これを報じたImpress Watch（11/28）によれば、近年、政府により策定された「明日の日本を支える観光ビジョン」では、2020年の訪日外国人旅行者数の目標を4000万人と設定している一方で、最近では、AIR DOがパイロット不足により羽田～新千歳線、新千歳～仙台線の合計34便を運休。パイロット不足が深刻化してきており、将来のパイロット養成、確保が重要な課題となっている。

　こうした状況から、1人でも多くの若者にパイロットを目指してもらうため国土交通省、民間養成機関、エアラインなどの関係者が連携し、検討した結果パイロット志望の学生、訓練生の学費、訓練費用負担の軽減を目的とした「未来のパイロット」が創設された。無利子貸与型奨学金「未来のパイロット」の募集開始時期は2018年から。貸与人数は1学年当たり25名程度、1人当たり500万円を無利子で貸与する。事業運営主体は一般社団法人の航空機操縦士育英会、参加民間養成機関は桜美林大、東海大、崇城大、千葉科学大、日本航空大学校、新日本航空の6機関。奨学金制度を希望する学生は、養成機関を通じて応募を行なう。