2017/07/28
岐阜市の学校法人豊田学園(豊田育子学園長)が、岐阜保健短期大の看護学科(3年制)の募集を2019年春に停止し、同時に4年制の「岐阜保健大学」の新設を計画していることが7月27日、分かった。これを報じた岐阜新聞(7/28)によれば、10月にも文科省に認可申請する。短大の校舎を改修し、新大学に看護学部看護学科を設置する。看護師を志す人の4年制大学志向が強まっていることから、新設を決めた。定員は80人で、短大看護学科と変更はない。
模擬手術室や診察室を備えた「シミュレーションセンター」の設置を計画。高齢者、在宅看護、性的少数者や外国人への対応など、現場に即した看護活動を学ぶ研究センターも構想している。河田美紀学長は「看護師に幅広い知識が求められている時代。より実践能力の高い医療人を育成したい」と話した。短大のリハビリテーション学科(3年制)は2019年以降も募集を続ける。文科省によると、看護系短大は2017年4月現在、全国で17校。うち県内は岐阜保健短大を含め3校。