2017/05/12
日本のグローバル教育への関心が今、高まっている。大学入試では、大学入試センター試験に変わって導入される「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の英語科目で、「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能がより問われることになる。各大学もグローバル人材育成に向けた取り組みに力を入れているが、高校教諭の目にはどう映っているのか。大学通信は毎年約2000の進学校の進路指導教諭にアンケートを行っている。その結果を、東洋経済(5/12)がランキング形式で報じた。
それによれば、「グローバル教育に力を入れている大学」の1位は国際教養大、2位上智大、3位国際基督教大、4位立教大、5位早稲田大、6位立命館アジア太平洋大、7位関西学院大、8位東京大、9位東京外国語大、10位立命館大の順だった。トップの国際教養大はすべての授業を英語で行い、1年間の海外留学が必須。1年次は留学生と一緒に寮生活をし、24時間稼働する図書館を設置するといった環境を整えている。グローバル教育に有効な取り組みの中でも、“寮”に注力する大学が多い。考え方や生活習慣が異なる留学生との共同生活で揉まれることで、世界中どこに行っても活躍できる資質が獲得できるからだ。