2016/11/27
国際恐竜研究教育の拠点化を目指している岡山理科大は、文科省が独自色を打ち出す研究に取り組む私立大などを支援する「私立大学研究ブランディング事業」に採択されたと発表した。これを報じた産経新聞(11/28)によれば、同大は「大学のブランドイメージを高めるような研究に補助をするというコンセプトの事業。『恐竜の理大』といわれるようになりたい」と意気込んでいる。
採択されたのは、同大の「恐竜研究の国際的な拠点形成-モンゴル科学アカデミーとの協定に基づくブランディング-」。同事業は、同大と2013年に「恐竜に関わる研究教育協定」を締結したモンゴル科学アカデミーとの連携にもとづく。ゴビ砂漠で発掘された、恐竜化石の古生物学的地質学的な研究を推進しながら、同大を両国の若手科学者を育成する拠点にすることが目的。同大は、得意とする恐竜の古生態学や骨の病理組織分析、恐竜化石含有層の年代測定などに取り組み、新たな年代測定法の開発などを通して国際恐竜研究教育の拠点化を目指す。