2016/08/27
大学入試センター試験に代わる新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の2020年度からの導入に向け、文科省は2017年度、首都圏の100会場で5万人規模の試行テストを実施する方針を決めた、と読売新聞(8/27)が報じた。同紙によれば、当初は2018年度に行う予定だったが、記述式問題の導入や採点の体制整備など課題も多いため、2019年度までの3年間の試行結果を検証し、新テストへの円滑な移行を目指すことにした。同省は2017年度予算の概算要求に試行テストの費用として11億円を盛り込む。
新テストの実施方法は高校や大学側との調整が難航していたが、導入に向けて具体的に動き出す。同省によると、試行テストは来年11月、高校3年生を対象に国語、数学、地理歴史・公民、理科、英語で実施。首都圏の100会場で5万人が受けることを想定している。受験シーズン直前のため、現役高校生の確保が難しい場合は大学1年生も対象とする。