2016/08/20
文科省は、大学入試センター試験に代えて2020年度から実施する新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の英語に、民間試験を活用した「話す」能力をみるテストを導入する素案をまとめた、と読売新聞(8/20)が報じた。同紙によれば、また、国語の記述式問題について出願先の大学が採点する方式を検討しており、国立大学協会(国大協)などと調整を進めている。
現行のセンター試験の英語では、「読む」「聞く」能力をマークシート方式とリスニングで測っているが、新テストでは「書く」「話す」を合わせた4技能を測る。同省は当面、①「書く」「話す」テストのみに民間試験を利用、②4技能すべてで民間試験を利用――のどちらかを大学が選ぶようにする考えだが、将来的には民間試験へ全面移行する方針だ。