2016/06/25
苫小牧駒澤大は、2017年度から国際文化学部国際文化学科(入学定員75人)の学生募集を停止する、と苫小牧民報(6/25)が報じた。同紙によれば、募集は同部キャリア創造学科(同75人)のみとなり、国際文化学科は19年度末で廃止、20年度から単科大となる見通し。同大は「定員は減るが、大学が存続するための前向きな学科再編」と話している。23日に開いた学校法人駒澤大(東京)の理事会で正式決定し、24日付で文科省に届け出た。
同大は1998年の開学以降、入学者の減少が続き、2015年度には30人を下回る危機的状況となった。全体の学生数は24日現在197人で、総定員数600人の3分の1以下となっている。開学初年度は定員200人に対し志願者数は500人を超え、288人が入学。その後、定員割れが続き、15年度の新入生は過去最少の29人となった。学生募集の強化や学内の組織改革などを図り、16年度は61人まで回復した。