2016/06/09
東海、北陸地方などの9県1市で構成する中部圏知事会議が6月8日、上田市内で開かれた。リニア中央新幹線東京-大阪間の早期整備といった社会資本整備や地方創生の推進施策、少子化対策、防災対策など幅広いテーマにわたって議論が交わされた。なかでも長野県が提起した大学の地方分散と地方大学充実支援について、大学進学を機に若者が東京へ一極集中することに悩む各県が一斉に賛同した、と産経新聞(6/9)が報じた。
この問題が同会議にかけられるのは初めてで、国に対して東京圏の大学が行う定員増の抑制に向けた具体的な是正措置を求めることで一致した。会議には長野、愛知、岐阜、静岡、福井、滋賀6県の知事、副知事と名古屋市長が出席した。富山、石川、三重3県は欠席した。