2016/03/10
東京大は3月10日、2018年度入試から理科3類で面接を11年ぶりに復活させる、と読売新聞(3/10)が報じた。同紙によれば、医学部に進学する理3は全国最難関とされるが、面接も行って医師にふさわしい人材を選ぶのが狙いだ。面接を再導入するのは前期日程の2次試験。1999年度から2007年度までの入試で面接を実施していたが、臨床研修が必修化されるなど、入学後に総合的な人物評価が可能になったとして廃止していた。
再導入の理由について、同大は「点数が高くても、コミュニケーション能力や医学を学ぶ動機に欠け、やる気をなくす学生がいた」と説明した。面接は教員が自由に質問を行い、患者に接する適性などを判断。面接の結果で加点はしない。具体的な実施方法は7月までに公表する。他の科類への導入は、理3での実施状況などをみて検討するという。